生姜の栄養と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法。
生姜の栄養と効能。選び方と保存方法
冷え性には生姜が良いというのは有名ですが実際のところどんな効果があるのでしょうか。
生姜の栄養と効能
【栄養】
●ジンゲロール●
生姜の辛み成分。強い殺菌力を持っていて、歯周病菌やピロリ菌なんかにも効果を発揮します。
●ジンギベレン●
香り成分。消臭効果、解毒作用、胃腸の働きをよくしてくれます。
●ショウガオール●
ジンゲロールが加熱されるとショウガオールという成分に変化します。
抗酸化力や免疫力がアップ。
【効能】
食中毒予防
冷え性改善
血行促進
ガン予防
アンチエイジング
老化防止
咳止め
吐き気止め
生理痛緩和
生姜の選び方と保存方法
【選び方】
皮が傷ついておらず肉厚で切り口がしなびていないものが良品です。
切り口が濃い黄色をしているのは香りと辛みが強いしるしです。
【保存方法】
〇常温〇
新聞紙に包んで冷暗所で保存。夏場は冷蔵庫へ。
〇冷蔵〇
ラップにつつんで野菜室で保存。
〇冷凍〇
すりおろしたり、薄切りにしたり、みじん切りにしたり使う用途に合わせて処理した後ラップに包み、冷凍保存。
注意点
■生姜ときのこの食べ合わせは痔になる可能性があると言われています。
■香り成分は皮に多いので剥かずにスプーンなどでこそげるのが良いですよ。
ひとくちメモ
■生姜を加熱していない状態のジンゲロールの成分は加熱して変化したショウガオールに比べて殺菌力は高いので、お刺身やお寿司などを食べるときに殺菌力が欲しい場面では生の生姜を(すりおろし、甘酢漬け)
抗酸化力や免疫力が欲しい場面では加熱した生姜を食べるとよいですよ。
■辛みや香り成分はすりおろしやみじん切りなど細かくするほど効果が発揮されます。
■お肉と合わせて調理すると臭み消しの他、たんぱく質が分解されて柔らかくなります。
干し生姜
たくさん生姜が手に入ったり、使いきれなかった時、長期保存したい時は
干し生姜がとても便利。
日差しが強くカラットしていて湿気の少ない日を選んで干してみてください。
薄切りで1日6時間ほど干すのを2,3日続けてもらうとしっかり乾くと思いますが
気候や環境にも左右されるので、カサカサになっていればオッケーです。
干ししょうがは漢方薬でもあって血行を改善してくれて、身体を芯からじんわりと温めてくれるので慢性冷え性の人にはおすすめ。
夏場の食中毒が心配な時期にも、冬の寒さで冷えたからだや風邪への予防にもマルチに活躍してくれる生姜です!