砂糖の種類や特徴とおすすめパティスリー
砂糖の種類や特徴とおすすめパティスリー
お料理やおかし作りに欠かせないお砂糖。
お砂糖売り場に行くと実に色んな種類がありますよね。
それぞれどの様な原料で作られているのでしょうか。
またどんなお砂糖が身体に優しいのでしょうか。
砂糖の種類
砂糖はさとうきびやビート(甜菜)が原料となっています。
●さとうきび
トウモロコシに似たイネ科です。
茎に含まれるショ糖が砂糖の原料。
栽培地は熱帯~冷涼地域。
●ビート
大根に似ていて根に含まれるショ糖が砂糖の原料。
【さとうきびを原料にしたお砂糖】
色んな種類のお砂糖の中でもまず、「分蜜糖」と「含蜜糖」に分けられます。
細かくみていきましょう。
分蜜糖
・上白糖
日本で1番使われている、何にでも使える万能なお砂糖。
体内への吸収率が高く血糖値が上昇しやすいお砂糖になります。
転化糖と言われる甘味と保水性が高い糖分が添加されているため表面がしっとりしています。
ミネラルなどの栄養価もすべて取り除かれているため栄養もなく、中毒性も認められているので摂りすぎには注意が必要です。
・白双糖
グラニュー糖よりも結晶が大きいお砂糖です。
一般的にはあまり使用されず、高級菓子などに使われています。
・グラニュー糖
お菓子作りには欠かせないサラサラのお砂糖です。
淡白でクセがないのでお菓子作りだけでなく飲み物にも重宝されており
海外では主流なお砂糖になります。
・三温糖
三温糖は茶褐色の色から栄養価が高いと思われがちですが、栄養は上白糖とそれほど変わりません。
色が茶色なのは砂糖を作る時に加熱によってカラメル色になるから。
三温糖は上白糖に比べ不純物が多いためコクと風味があり、煮物に向いていますが栄養価には期待できません。
上白糖にカラメル色素で着色しただけの三温糖もあるため注意が必要です。
・氷砂糖
溶けにくい特徴があり、果実酒作りなどに最適なお砂糖です。
そのままでも食べられます。
・角砂糖
グラニュー糖を固めたものです。特に飲み物に使用されています。
含蜜糖
・黒糖
さとうきびのしぼり汁をそのまま煮詰めて作られたお砂糖です。
濃厚な甘さと独特な風味をもつ一方、溶けにくくクセがあるため用途が限られてしまいます。カリウムやミネラルを多く含み、疲労回復、むくみ改善にも効果的です。
・和三盆
江戸時代から伝わるお砂糖です。
結晶が細かく口溶けがよいのが特徴です。
コクと香り、栄養価は黒糖に近いものになります。
高級菓子の原料としても使用されています。
・素精糖
ミネラルバランスに優れたお砂糖です。
・きび砂糖
ミネラルやナトリウムなどの栄養素が残っていてコクもありクセがないので使いやすいお砂糖です。
【ビートを原料にしたお砂糖】
・甜菜糖
精製されておらずミネラル分を多く含有しているお砂糖です。
ゆっくりと消化されていくので血糖値の上昇もゆるやかな身体に優しいお砂糖です。
またオリゴ糖が多く含まれているため、便秘改善など腸内環境にも良いお砂糖です。
【その他の糖類】
米あめ
米と大麦を原料に原料に作られる水あめです。
はちみつ
ミツバチが花の蜜を集めて熟成させた糖液です。
はちみつの中でも純粋はちみつ(天然のはちみつ)加糖はちみつ(水あめなどを加えたはちみつ)、精製はちみつ(はちみつの色やにおいを取り除き、甘みだけ残したもの)の三種類あります。
*はちみつの中には「ボツリヌス菌」が入ってる可能性があるため、1歳未満の乳児には与えられません。
メープルシロップ
サトウカエデの樹液から作られたものです。
色の薄い方から順に
エキストラライト→ライト→ミディアム→アンバー→ダークの5グレードに分けられます。
メープルシロップは含蜜糖に分類され、ミネラル分が含まれます。
【食品添加物の甘味料】
ステビア、キシリトール、マンニトール、ソルビトール、エリスリトール、トレハロース、アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなどがあります。
【白砂糖とおすすめの砂糖について】
白砂糖(上白糖)は身体への吸収が速いため血糖値が急上昇し身体への負担がかかるお砂糖です。
栄養のことも考えるとさとうきび原料の黒砂糖や和三盆、素精糖や甜菜糖などがおすすめ。
お気に入りのお店
「ル シュクル シュクル」さんの「シュクル」は
フランス語でお砂糖のこと。
パティシエの山田氏のお砂糖への想いがものすごく詰まった素敵なお店です。
とても素敵でどれを食べても間違いない美味しさと美しさにうっとりです。
私は普段使いに甜菜糖をよく使っています。
- ジャンル: 食品 > 調味料 > 砂糖 > その他
- ショップ: Vドラッグ 楽天市場店
- 価格: 4,702円
お砂糖って奥深く種類や栄養もそれぞれ個性的なんで
それぞれの性格を知って上手に使い分けていきたいですね。