豆の栄養と効能。豆の種類や乾燥大豆の戻し方
【豆の栄養と効能。豆の種類や乾燥大豆の戻し方】
「畑のお肉」と言われている大豆。
日本では縄文時代の遺跡から出てきているほど古い歴史があります。
祭礼行事には何かと使われていておせち料理や節分でも黒豆、豆まきなんかでその風習が続けられています。
そんな大豆にはどんな栄養や効能があるのでしょうか。
大豆の栄養と効能
【栄養】
●サポニン●
大豆の苦味や渋みの元となっているのが大豆サポニン。
茹でた時のアクや泡に含まれています。
脂肪の蓄積を防ぎ、肥満を予防する働きがあります。
●オリゴ糖●
オリゴ糖は胃や腸で分解されにくく、蓄積されないままに便と一緒に排出される為
太りにくい糖と言われています。
ビフィズス菌の餌となるため、腸内環境が良くなり腸のぜん動運動をスムーズにしてくれる働きがあります。
●イソフラボン●
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあります。
【効能】
便秘解消
肥満防止
骨粗鬆症予防
更年期障害改善
コレステロール上昇の抑制
生活習慣病予防
疲労回復
●大豆の種類●
たんぱく質、ビタミンB群、ミネラルが豊富。
黄大豆
大豆といえばこれ。
皮の色が黄色く料理や豆腐、みそ、しょうゆなどの加工食品に幅広く使用されています。
大粒は煮物、中粒以下はみそやしょうゆの原料に。
青大豆
黄大豆に比べて糖質が多く、油分は少ないのが特徴。
きな粉や煮豆に使われる事が多い豆です。
流通量が少なくて高価な食材。
黒大豆
いわゆる黒豆。
ポリフェノールが豊富に含まれていて漢方の生薬にもなっています。
煮物によく使われ、動脈硬化予防に役立つ抗酸化作用があります。
●いんげん豆の種類●
大腸がんや動脈硬化、便秘予防に役立つ食物繊維、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラルが豊富
大正金時
赤紫色の豆で、煮豆や甘納豆などに使用されます。
食物繊維が豊富で便秘解消に効果的です。
煮豆や白あんに使用される白金時もあります。
大粒で食べごたえがあり、ダイエット食にオススメ。
●その他●
あずき
むくみや高血圧予防に有効なサポニン、カリウムや視力の回復に役立つアントシアニンを多く含んでいます。
花豆
たんぱく質、糖質、動脈硬化に有効な抗酸化作用が豊富。
貧血に有効な鉄分はほうれん草の3倍含まれています。
ひよこ豆
疲労回復に効果的なビタミンB群、
骨の強化に役立つカルシウム、
貧血予防に効果のある鉄分
亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。
えんどう豆
ビタミンB1、食物繊維の他、
豆には珍しいβカロテンが含まれ肌荒れ予防に有効。
乾燥大豆の戻し方
①大豆をさっと水洗いしてたっぷりの水に浸けてひと晩置く。
*夏は冷蔵庫に入れて
②ひと晩浸けておいた大豆をザルにあげる。
③鍋にたっぷりの水と大豆を入れて弱火で茹でる。
*泡やアクは丁寧にすくう
④食べてみてお好みのかたさになったら出来上がり。
*冷めたら小分けにして冷凍保存できます
豆には、疲労回復によい良質なたんぱく質、ビタミンB1、食物繊維などのミネラルがバランスよく含まれた健康食品です。
みそや納豆、豆腐やきな粉など
大豆加工品は手軽に栄養が取れる食材なので
積極的に取り入れたいですね。
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