さやいんげんの栄養と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法
さやいんげんの栄養と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法。
ほとんどが水分で低カロリー野菜。
収穫期間が長く1年に3度収穫できることから「3度豆」や「4季豆」とも呼ばれている野菜です。
そんなさやいんげんにはどの様な栄養や効能があるのでしょうか。
さやいんげんの栄養と効能
【栄養】
●必須アミノ酸●
トリプトファン、バリン、リジン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、メチオニン、スレオニン、ヒスチジンの9種類全ての必須アミノ酸を含んでいます。
●アスパラギン酸●
エネルギー代謝に関わるアミノ酸の1種で疲労回復に効果的です。
スポーツドリンクや栄養ドリンクにも配合されている成分で利尿作用もあり
有害なアンモニアを体外へ排出する働きがあります。
【効能】
疲労回復
老化防止
肌荒れ改善
高血圧予防
むくみ解消
便秘解消
さやいんげんの選び方と保存方法
【選び方】
細くて形がすらっと均一なもの。
豆がゴツゴツと太り過ぎておらず、さやの先がピンとしているものが良品です。
【保存方法】
〇冷蔵〇
キッチンペーパーなどに包み、ポリ袋に入れて軽く口をしばって冷蔵庫に保存します
〇冷凍〇
すぐに鮮度が落ちるので使い切れない分はさっと塩ゆでして水気を拭き取り冷凍庫に保存するのがオススメ
解凍は冷蔵庫で自然解凍するかレンジ解凍でも◎です
注意点
いんげんに含まれているビタミンB1は水に溶けやすく、熱に弱い性質があるので手早く調理しましょう
ひとくちメモ
■さやいんげんに含まれるβカロテンは油と調理することで吸収率アップ。
■必須アミノ酸のリジンは米と一緒に摂るとたんぱく質を効率よく摂取できます。
■中の豆が未熟なうちにさやごと食べるのがさやいんげんです。
豆が熟してから乾燥させたものが金時豆や白金時などになります。
一般的に出回っているのが「どしょういんげん」と呼ばれる円筒形のもの。
そのさやいんげんの仲間の1つに「モロッコいんげん」もあります。
形は平べったくて長さも20センチほどあるいんげん豆。
骨の強化に必要なビタミンKが豊富に含まれています。甘みが強くて食感もよく
シャキシャキしているのが特徴です。
柔らかくて煮物に最適なお豆です。
その他にも茹でると色が変わる「カラーいんげん」や中の豆の数が16粒というので名付けられた「十六ささげ」などの品種もあり種類も様々。
抗酸化に関わる栄養成分も豊富なさやいんげん。
夏の紫外線でメラニン色素が増えやすい時期には積極的に取り入れたいお野菜です。