アスパラガスの効果と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法。
アスパラガスの栄養と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法
アスパラガスが日本に伝わったのは江戸時代。ヨーロッパからやってきました。
その時は観賞用だったんですが、大正時代から食用として栽培されるようになったアスパラ。
そんなアスパラガスにはどんな栄養や効能があるのでしょうか。
アスパラガスの栄養と効能
【栄養】
●アスパラギン酸●
毛細血管を拡張し、血液をスムーズにする働きがあります。
利尿作用もあり体内のバランスを整えてくれます。
●ルチン●
穂先に含まれています。
血管を強くし広げてくれます。
●グルタチオン●
肝臓の解毒を高めてくれます。
●鉄●
赤血球を増やしてくれます。
【効能】
疲労回復
動脈硬化予防
貧血予防
高血圧予防
ガン予防
美肌効果
アスパラガスの選び方と保存方法
【選び方】
穂先がかたく全体に張りがあり締まっているもの。
茎は太く、色が濃い物が良品です。
切り口が変色しているのは鮮度も栄養も落ちています。
【保存方法】
〇冷蔵〇
根本を濡らしたキッチンぺーパーに包み立てて野菜室で保存。
生長力の強いお野菜なので、寝かせた状態で保存すると穂先を持ち上げようとする力を無駄に消費し著しく栄養が低下してしまいます。
立たせて保存する事が栄養や味をキープするコツです。
〇冷凍〇
さっと茹でて冷凍可能。ざるに上げて自然に冷ました後、水分はしっかり取ります。ラップなどに小分けにしジップロックなどに入れて冷凍します。
生のままでも冷凍可能。食べやすい大きさにし、茹でと同様ジップロックなどに入れて冷凍します。
解凍する手間もなく凍ったまま調理する事ができます。
注意点
■冷凍する場合は固めに茹でて冷凍してください。
ひとくちメモ
★少なめのお湯に塩を少々を入れて蒸し茹ですると香りやホクホク感、甘みが楽しめます。
★ビタミン類を効率よく摂取するためには、茹でるより焼いたり炒めたり揚げたりする方が損失が少なくて済みます。
★アスパラガスに含まれるビタミンAやKは脂溶性なので油と組み合わせる事で吸収率がアップします。
下ごしらえのコツ
硬く筋張っている根本は2センチほど切り落とし硬さが気になる場合は根本から1/3ほどピーラーで剥くと良いです。はかまも口当たりが気になる場合はピーラーや包丁で削ぎ落すと口当たり良くなります。
グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違い
同じ品種のグリーンアスパラとホワイトアスパラ。
地上に出てから収穫するのが「グリーン」
地上に出る前の光を遮った状態で収穫するのが「ホワイト」
栄養的にはグリーンアスパラの方が豊富です。
グリーンアスパラはホワイトアスパラより
●βカロテンが54倍
●葉酸13倍
●ビタミンC1.4倍
とすべてホワイトより優れモノ。
ホワイトアスパラガスは栄養価より食感や色、香りを楽しみます。
紫アスパラガス
皮の部分にアントシアニンを豊富に含んでいる紫アスパラガス。
紫色なのは若いうちだけで収穫のタイミングが難しいためまだまだ貴重なお野菜です。
体力増強の心強い味方、アスパラガス。
輸入のものよりも国産の方が栄養価が高いという報告もあるので出来るだけ国産のものを選んで栄養をたくさん吸収しましょう。
ドリンクやお菓子作りに使ったり、色んな料理に混ぜて使えるアスパラパウダーも便利でおすすめです!