ピーマンの栄養と効能。選び方や保存方法は?赤ピーマンとの違いは?
ピーマンの栄養と効能。選び方や保存方法は?赤ピーマンとの違い。
とうがらしの仲間で品種改良によって辛みをなくしたのがピーマン。
赤ピーマンも同じ品種ですが収穫のタイミングが違います。
赤ピーマンは完熟してから収穫するのに対し、緑ピーマンは熟す前に収穫したものなんですよー。
ピーマンの栄養と効能
【緑ピーマンの栄養】
●ビタミンC●
ビタミンCの含有量はトマトの5倍!
●クロロフィル●
高い抗酸化作用があり免疫力を高めてくれます。
●ピラジン●
ピーマンの独特のにおいの元です。血液凝固を防ぐ効果があります。
●ヘスペリジン●
ビタミンCの吸収を助けてくれます。
●βカロテン●
油で調理する事で栄養の吸収が高まります。
●カリウム●
余分な水分を排出してくれます。
【緑ピーマンの効能】
- 動脈硬化予防
- 老化防止
- 免疫力アップ
- ガン予防
- 美肌効果
- 薄毛予防
- 高血圧予防
- むくみ予防
- 風邪予防
【赤ピーマンの栄養】
緑ピーマンの栄養の他
●カプサンチン●
緑ピーマンが太陽を浴び続けると強い抗酸化作用をもつカプサンチンへと変化します。
●ビタミンC●
緑ピーマンの2・2倍!
●βカロテン●
緑ピーマンの2・8倍!
が含まれています。
【赤ピーマンの効能】
緑ピーマンと同様の効果がありますがビタミンやβカロテンが2倍以上。
その他アンチエイジング効果も!
栄養価でいえば赤ピーマンの勝ち!
ピーマンの保存方法と選び方
【選び方】
色が濃くて張りつやがあり、切り口が変色していない物が新鮮です。
【保存方法】
〇冷蔵〇
水気があると傷みやすいのでよくふき取ってからポリ袋に入れ、野菜室で保存してください。1週間を目安に使い切りましょう。
〇冷凍〇
食べやすい大きさに切ってラップに包みフリーザーバックに入れて冷凍してください。
解凍は凍ったまま調理すると便利ですよ。
注意点
■緑ピーマンの青臭さはさっと下茹でしたり、炒めたりすると和らぎますが、最近の品種にはそういう青臭さを軽減させたピーマンが出ています。
これは食べやすいのですが栄養価は減っているので注意してくださいね。
ひとくちメモ
★ピーマンの細胞は縦方向に並んでいるので、これを壊すように横切りにすると青臭さが目立ってしまいます。
苦手な人は細胞に沿って縦切りにしてくださいね。
★ピーマンの苦み成分であるクエルシトリン(ポリフェノールの一種)は高血圧を抑制してくれたり、脂肪の蓄積を予防してくれたりと嬉しい効果があるんですがこれを輪切りにしてしまうとこの栄養が流れ出やすくなってしまうのでクエルシトリンの流出を抑えるには縦切りがベストです。
★赤ピーマンは緑ピーマン独特の香りや苦みが消えて甘みがアップしているのでピーマン嫌いの人でも食べやすいですが、血液サラサラ効果の高いピラジン=青臭い香り成分なので、赤ピーマンは減少しています。
★ピーマンのビタミンCは熱に強いので臭いが気になる時は加熱調理がおすすめです。
★血液サラサラ効果のあるピラジンは皮に比べ種やワタには約10倍の含有量があります!
加熱すれば苦味や食感は気にならないので是非種もワタも一緒に食べて栄養を取り入れて栄養丸ごと頂きましょう~。