人参の栄養と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法。
人参の栄養と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法。
人参は大きく分けて2種類あります。
1つは普段良く目にし口にする「西洋型」
もうひとつは濃い色をした「アジア型」
金時人参として和食で使用されています。
日常的にも多用される人参ですが、そんな人参にはどんなよい効果があるのでしょうか。
人参の栄養と効能
人参は野菜の中でもβカロテン含有量がトップクラスです。
そして、毎日人参を1本食べればガンを予防できると言われているほど抗ガン作用が強いお野菜なのです。
【栄養】
●βカロテン●
体内でビタミンAに変わり体の抵抗力を高めてくれます。
●食物繊維●
腸内環境を整えてくれます。
●カリウム●
体内のナトリウムを排出します。
血圧を正常に保つ効果があり、高血圧の方は取り入れたい栄養素。
【効能】
疲労回復
眼精疲労
生活習慣病予防
ガン予防
高血圧予防
便秘改善
老化防止
人参の選び方と保存方法
【選び方】
色鮮やかで皮にはりがあり、まっすぐ伸びているもの。
茎の切り口は大きいとかたいので小さいものが良品です。
【保存方法】
〇常温〇
湿気に弱いので水気を拭いて、新聞紙などに包み冷暗所で保存します。
葉つきの場合は葉を切り離して保存してください。
〇冷蔵〇
夏場はポリ袋などに入れて野菜室で保存。
〇冷凍〇
使いやすい大きさにカットし、ラップに包んだあとジップロックなどに入れて冷凍可能。使う時は凍ったまま調理します。
注意点
■βカロテンが多いのは皮と葉。
人参は外側ほどβカロテンが豊富に含まれています。
根の中心から葉の方へ栄養が送られるため、真ん中部分は時間が経つほどスカスカに。
中心部ばかりを食べるとβカロテンが摂取できない為、まんべんなく栄養を摂るためには乱切りにするなどして切り方も工夫しましょう。
ひとくちメモ
■お正月に出回る金時人参はリコピンが豊富に含まれています。
■【生で食べるより油と食べると吸収率は7割アップ】
人参のβカロテンは脂溶性のビタミンなので生で食べるより、油と一緒に摂取する方が吸収率が60~70%もアップします。
ソテーや胡麻和え、オイルドレッシング、天ぷらやマヨネーズなどでいただくと効果的!
■【紅白なますは理にかなった1品】
人参特有の酵素はビタミンCを壊す性質があるので人参+大根は残念な組み合わせ。
でもこの酵素は熱や酢に弱いので熱を通したり、お酢を使った料理にすると破壊作用が抑えられます。
●人参葉●
人参の葉にも栄養がたっぷり。
【栄養】
βカロテン、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンC、葉酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄
【効能】
ガン予防
血行促進
骨の強化
免疫力向上
高血圧予防
動脈硬化予防
疲労回復
老化防止
美肌効果
βカロテンは油を使うことで吸収率が高まります。
●人参の皮●
βカロテンや食物繊維は皮のすぐ下に多いので、皮は薄くむくか無農薬のものを選んで皮ごと食べるようにすると良いですよ。
人参の葉はふりかけにしたり、かき揚げにしたりお浸し、炒めものなどにも利用できます。
葉付き人参が手に入った時は是非活用してみてくださいね!
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