かぶの栄養と効能。冷凍はできる?選び方と保存方法
かぶの栄養と効能。冷凍はできる?選び方と保存方法。
かぶには様々な品種があるのですが、その中でも関ケ原付近を境目に中国経由で渡来したアジア系の東洋種と朝鮮半島経由で渡来したヨーロッパ型の西洋種が定着しています。
東日本→ヨーロッパ系(寒さに強くかため)
西日本→アジア系(果肉も葉も柔らかめ)
根の部分は淡色野菜に、葉の部分は緑黄色野菜に分類されます。
こんなかぶにはどんな栄養や効能があるのでしょうか。
かぶの栄養と効能
【栄養】
かぶの根
●ジアスターゼ●
消化を助けてくれる働きがあります。熱に弱い。
●食物繊維●
第6の栄養素と言われ、人の消化酵素では消化されない炭水化物。
かぶの葉
●カロテン●
植物に含まれる黄色やオレンジの色素成分。
体内ではビタミンAとして働き抗酸化作用があります。
●ビタミンC●
皮膚、血管、筋肉、骨を強化する働きがあります。
●カルシウム●
骨や歯を形成します。
根と葉
●グルコシアネート●
かぶの辛み成分。発がん性物質を解毒して活性酸素を取り除きます。
【効能】
胃もたれ改善
美肌効果
ガン予防
血栓予防
便秘解消
【選び方】
葉がみずみずしく緑が鮮やかでシャキッとしているもの。
根は張りがあって傷がなく、ひげ根の少ないものが良品です。
【保存方法】
〇冷蔵〇
葉と根に切り分け、葉は水を湿らせたキッチンペーパーや新聞紙に包み保存します。
根はポリ袋に入れて保存しましょう。
〇冷凍〇
■根は皮をむき、調理の用途に切り分けてジップロックなどに入れて保存します。(皮も細切りにして冷凍しておけばきんぴらなどに使えます)
*茹でた場合は凍ったまま煮汁に入れて煮物に。
*塩もみした場合は冷蔵庫に移して自然解凍後、あえものやサラダに。
■葉は、さっと塩ゆでして水気を切り、調理の用途に合わせて切ったあとラップに包みジップロックなどに入れて保存します。
注意点
■葉をつけたままにしておくと水分が奪われてしまうので、すぐに根と葉に切り分けましょう。
ひとくちメモ
★根の方には胃もたれ、胸やけを解消するジアスターゼが含まれているので
胃の調子を整えたい時は根の部分を食べましょう。
★葉にはカルシウムが豊富に含まれているので、骨粗しょう症予防に効果的です。
ビタミンDを含む食材(鮭、きくらげ、しらす干し、スモークサーモンなど)と一緒に食べる事で吸収力がアップします。
オススメの食べ合わせ
疲労回復→かぶ+豚肉
食欲増進→かぶ+レモン
かぶの種類によってヨーロッパ系は漬物向き、アジア系は生食や煮物に向いてますよ。
用途によって使い分けてみてくださいね。
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