里芋の効果効能。冷凍はできる?選び方と保存方法
里芋の栄養と効能。冷凍はできる?選び方と保存方法
縄文時代に渡来したとされていて、稲以前の日本の主食だったと推定されている里芋。
そんな里芋にはどんな栄養が含まれているのでしょうか。
【栄養】
●カリウム●
芋類の中では里芋が最も多く余分なナトリウムを排出してくれます。
●ムチン●
里芋のぬめり成分の水溶性食物繊維。脳細胞を活性化させます。
●ガラクタン●
こちらもぬめり成分の食物繊維。血糖値やコレステロールを下げる働きをしてくれます。
【効能】
高血圧予防
むくみ改善
生活習慣病予防
胃潰瘍予防
免疫力アップ
ダイエット効果
老化防止
【選び方】
色は濃い茶色をしていて、硬く重みのある物が良品です。
乾き過ぎていないものを選びましょう。
またおしりの部分がフカフカしているのは傷んでいます。
切ると変色や赤い斑点がなく、白くてツヤのある物がおいしいです。
【保存方法】
〇常温保存〇
寒さと乾燥が苦手です。
泥がついたまま、新聞紙などに包んで風通しの良いところに保存しましょう。
〇冷凍〇
茹でてからでも生のままでも冷凍できます。
茹でた場合は水分をしっかり取らないとくっついてしまうので、水気を取ってからジップロックなとに入れて冷凍しましょう。
また皮付きのまま冷凍することもできるので便利。泥を洗い流し、水気を拭き取ってから冷凍してください。凍ったまま調理するのがオススメです。
※冷凍皮付き里芋の皮をむきたい場合は凍った里芋を水につけるとツルっとむけます。
ひとくちメモ
★芋類の中では低カロリーでエネルギーはさつまいも以下なのでダイエット中でもオススメな食材です。
★里芋の皮にはポリフェノールが豊富に含まれているので剥かずに丸ごと食べると効率よく栄養が摂れます。
★料理によって皮をむきたい場合は、よく洗った後泥を落としてから水気がついたままラップに包みレンジで3分ほど加熱するとぬめり成分は残したまま皮だけツルりとむけます。
里芋の仲間
えびいも
京野菜の1つ。粉質で粘り気が強い。
八頭
親いもと子いもが結合しているイモ。
縁起物としておせちに使われています。
他にも
○京いも
地上に伸びた姿がたけのこににている事から別名「たけのこいも」とも言われています。
○石川早生
球型の小芋用品種。
柔らかくて淡白。衣かつぎに使われています。
などの品種があります。
里芋は塩でもんだり、下茹でしたりしてぬめりを取ることで味の染み込みがよくなるメリットがありますが、このぬめりにも胃粘膜を保護して胃腸の働きを高めてくれたり、細胞を活性化して老化防止に役立ってくれたり、腸内環境を整えて免疫力を高めてくれたり、色んなメリットがあるので出来ればぬめり成分も一緒に摂りたいですね。
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