ねぎの栄養と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法。
ねぎの栄養と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法。
昔から薬効成分があるとされているネギ。
種類は500種類以上もあり
関東では根深ねぎ、関西では葉ねぎが主流でした。
今ではどちらも全国的に流通しているネギですがさかのぼること、奈良時代より日本に入り重宝されてきた野菜です。
そんなネギにはどの様な栄養や効果があるのでしょうか。
ねぎの栄養と効能
【栄養】
●硫化アリル●
硫黄化合物のひとつで、ねぎの香り成分です。
ねぎのほかにも玉ねぎ、にんにく、にらなどにも含まれている栄養素です。
抗菌作用、抗酸化作用があり
体内でビタミンB1と結合することで吸収を良くし、疲労回復効果を持続させる働きがあります。
●緑の部分●
βカロテンやカルシウムが豊富
緑の部分に多いミネラルには発がん抑制効果があります。
●白い部分●
ビタミンCや硫化アリルが豊富
硫化アリルは揮発性のため、時間が経つとどんどん減少していくため、使う直前に刻むと成分を有効に利用できます。
【効能】
血栓予防
消化促進
食欲増進
疲労回復
血行促進
抗菌、殺菌作用
ストレス解消
不眠改善
ねぎの選び方と保存方法
【選び方】
白い部分は弾力があり、巻きがしっかりしていてツヤのあるもの。緑と白の境目がかたく締まっているものが良品です。
また、葉先までピンとしているものが◎
【保存方法】
○常温○
泥付きのものは新聞紙に包んで冷暗所に立てて保存すると長持ちします。
〇冷蔵〇
冷蔵庫に入る長さにカットし、ラップで包んでから立てて保存します。
〇冷凍〇
小口切りや斜め切り、みじん切りなど使いやすい形に切ってラップに包むか、フリーザーバッグなどに入れて冷凍します。
凍ったまま炒めものや汁物などに使用します。
○干す○
小口切りや斜め切りにして2、3日干すと甘みも増えて1ヶ月位保存できます。
注意点
買ったときのポリ袋に入ったまま保存すると袋の中で蒸れてしまって痛みやすいので注意です。
袋から出したあとラップに包むか新聞紙に包むことで日持ちします。
ひとくちメモ
■切る出てくるヌメリは免疫細胞を活性化する働きがあり、加熱しても損なわれないのが特徴です。
ねぎの種類
ねぎ坊主
ねぎのつぼみ。
厄除けの象徴とされています。
つぼみのうちに摘み取って天ぷらにすると美味しく頂ける坊主です。
坊主て。
万能ねぎ(小ねぎ)
葉ネギを若採りしたもの。
赤ねぎ
柔らかく辛みが少ないのが特徴のねぎ。
わけぎ
ねぎと玉ねぎの雑種でマイルドな香りが特徴。
その他にも柔らかくて加熱すると甘みが出てくる下仁田ねぎ
葉ねぎを若採りした柔らかい細ねぎ
薬味として使われカロテンを多く含むあさつき
グラタンや煮込みに向いているリーキ
などねぎは種類豊富で様々な特徴があるんで、
使い分けながら上手に利用していきたいですね。