ししとうがらしの栄養と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法。
ししとうがらしの栄養と効能。冷凍はできる?選び方や保存方法。
とうがらしの仲間の獅子唐辛子。
青唐辛子のひとつでピーマンと同様辛味のない品種です。
栽培時期や水不足などの天候状態、環境のストレス、辛み種との自然交配なんかの要因で辛くなってしまうものもあります。
5〜6センチのずんぐりとした形で先端がくぼんでいて、獅子の口のように見えることが名前の由来です。
そんな獅子唐辛子にはどんな栄養や効能があるのでしょうか。
ししとうがらしの栄養と効能
【栄養】
●ビタミンC●
体内で生成することができない水溶性のビタミン。
コラーゲンの生成に必要な化合物です。
歯や皮膚、血管、軟骨などを正常に保つ働きがあり
がん予防、動脈硬化予防などにも効果が期待される栄養素です。
●カプサイシン●
体内に吸収されると脳に運ばれます。
運ばれた栄養は神経に作用し、副腎からアドレナリンを分泌。そういう流れを経て
エネルギー代謝が促進されて発汗したり血流が良くなります。
有酸素運動を行うことでダイエット効果にも期待される栄養素。
【効能】
疲労回復
美肌効果
食欲不振
冷え性
肥満予防
がん予防
動脈硬化予防
ダイエット効果
獅子唐辛子の選び方と保存方法
【選び方】
ガクが実を包んでいて緑鮮やかなツヤのあるものが良品です。
【保存方法】
〇冷蔵〇
キッチンペーパーなどに包みポリ袋に入れて冷蔵保存します。
〇冷凍〇
軽く水洗いしたあと水気をふき、ヘタを取ってたから冷凍します。調理は凍ったまま利用できます。
ポイント
■加熱すると中の空気が誇張してしまい破裂することがありますが調理前に竹串か包丁で穴を開けておくと破裂を防げます。
ひとくちメモ
■ビタミンがたっぷり含まているのでたんぱく質(肉、魚、大豆製品、チーズなど)と組み合わせることで
動脈硬化予防、食欲増進、美肌効果、がん予防などの効果に期待できます。
■βカロテンも多く含んでいるので油と調理することで吸収率をアップできます。
種類
万願寺唐辛子
京都特産の唐辛子とピーマンを交配した辛みがない唐辛子。ほのかな甘さとさわやかな香りがあり果肉が厚く大ぶりです。
伏見甘長
京都伝統野菜。辛みのない唐辛子でヒョロっと細長いのが特徴。甘みもあり、葉も佃煮なんかに利用されます。
ほかにも青唐辛子の仲間で辛味が強くてタイ料理によく使われるプリッキーヌという種類があったり。
これからの季節にも沢山食べたいお野菜です。