おくらの栄養と効能。冷凍は出来る?選び方や保存方法。
おくらの健康パワー!栄養と効能。選び方と保存方法。
ネバネバした食材は健康によいと言われていますが、おくらもそのネバネバ食材の1つ。
エジプトでは2000年も前から栽培されていたお野菜です。
そんなおくらにはどんなよい効果があるのでしょうか。
おくらの栄養と効能
おくらの粘り成分は糖たんぱく質のペクチンと水溶性食物繊維のムチンです。
【栄養】
●ペクチン●
血中のコレステロールを減らし、血圧を下げる効果があります。
●ムチン●
胃粘膜などを保護し傷ついた粘膜を修復したりたんぱく質の消化促進や、整腸の働きがあります。
またおくらはゴボウに匹敵するほど食物繊維が豊富なお野菜なんです。
【効能】
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胃粘膜の保護
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高血圧予防
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整腸作用
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糖尿病予防
おくらの選び方と保存方法
【選び方】
緑色が濃く鮮やかなものが新鮮です。
うぶ毛が密集していて、切り口が乾燥していないものが注目ポイント。
大きくなりすぎると味が落ち、硬くなるので育ちすぎていないものを選びましょう。
【保存方法】
〇冷蔵〇
おくらは乾燥や低温に弱いので冷やし過ぎると黒く変色してしまうので良くありません。
新聞紙やポリ袋に入れて野菜室で保管してくださいね。
〇冷凍〇
使いきれない場合は冷凍保存もおすすめです。
生の場合は
1、板ずり(塩をまぶしてまな板の上で転がす)しうぶ毛を取ります。
✳うぶ毛を取ることで口当たりが良くなります。
✳購入した時にネットに入ってる場合は塩を振ってネットごと手の中で転がすと手間いらず。
2、へたは周りを薄く削ぐように取ります。
3、水洗いし水気をよく取ってからラップに包んでフリーザーバックで密封して冷凍保存してください。
✳刻んでから冷凍するとお味噌汁やちょっと彩りにそのまま使えて便利ですよ。
茹でる場合は生の時と同じように
1、板ずり、へたを削ぎます。
2、茹で過ぎないように熱湯で15秒ほどくぐらせ粗熱を取ります。
3、粗熱が取れたら水気をふき取りラップに包んでフリーザーバックに入れて保存してください。
注意点
■がくを切り落とすと中に水が入ってしまうので注意してください。
■おくらの食物繊維は水溶性なので加熱に弱いため茹でる時は短時間にサッとが肝心です。
(煮物にするときは、お汁も一緒にいただく事で栄養が無駄なく取れます。)
■食物繊維が豊富なので下痢をしているときに食べ過ぎると症状が悪化することがあるで注意が必要です。
ひとくちメモ
ネバネバ同士は相性抜群!
納豆ややまいも、なめこなどムチンが豊富にふくまれる食材と組み合わせると胃粘膜を保護する作用が強化されます!
花おくら
花おくらってご存知ですか?
6月~8月頃に多く出回ります。
大ぶりな黄色くて愛らしいお花で、食べるために改良されたものです。
おくらと名のつくお花なのですが、おくらとは別品種。
おくらのような香りと粘り気があり、おくらが付ける花とよく似ています。
可食部は花だけ。
がくの部分は切り落とし、サラダやお浸し、天ぷらや和え物などで食べることができるんですよ。
いろどりも綺麗なので道の駅や直売所などで見かけたらぜひ食べてみてくださいね!